今回このブログをお読みいただいている皆さんは、昨今の物価の上昇の中、上司からの理不尽な命令でとても苦労しているのではないでしょうか?(笑)
今回は、そんな苦労を解決しつつ、今までよりもさらにもっと集客を増やす可能性を秘めた配信事例をご紹介していきます。
本ブログでは、もっと運用の効果を高めたい方にも、運用を始めたばかりの方もわかるように、機能の紹介もしています。
まずは気軽に読み進めていただければと思います♪
また、弊社ではメッセージ配信効果を上げるためのブログを掲載しています。併せてご覧ください♪
#74 【LINE公式アカウント】LINE公式アカウントのメッセージ配信効果を上げるには?
- あなたならこのメッセージに興味を持ちますか?
- オーディエンス機能の紹介
・オーディエンスの概要
・オーディエンスの種類 - すぐにできる!オーディエンスを使ったセグメント例
- まとめ
1.あなたならこのメッセージに興味を持ちますか?
いきなりですが、質問を出します(笑)
あなたが友だちになっている喫茶店のLINE公式アカウントから下記の配信が来たらどう思いますか?(笑)
配信内容:毎月必ず1日に配信される今月の新メニューのお知らせ
多分ですが、嬉しい人もいれば、この配信を嫌な人もいらっしゃると思います(笑)
では、嬉しい人と嫌な人が存在してしまう理由はどこにあるのか、仮説を立ててみましょう!
嬉しい人
- このお店のヘビーユーザーで、毎月の配信を楽しみにしている人
- 季節の商品が好きな人
- 毎年このマンゴージュースを楽しみにしている人
- 友だちや恋人と会う約束をしていてちょうど場所を探していた人
などなど…挙げ始めたらきりがないのでこのくらいにしておきます(笑)
では続いてこの配信を嫌な人はどんな仮説が立てられるでしょうか?
嫌な人
- マンゴージュースが嫌いな人
- お得なクーポンの配信しか興味がない人
- 今後この店に行く予定がない人
- LINEの通知にストレスを感じる人
などなど…このようなケースが挙げられます!
今回の質問では、配信に嫌な感情をお持ちになった人をどのように対応していくのかキーポイントになってきます。
なので、嫌な人の中でも、2種類に分けてみましょう!
- マンゴージュースが嫌いな人 ⇒ A
- お得なクーポンの配信しか興味がない人 ⇒ A
- 今後この店に行く予定がない人 ⇒ B
- LINEの通知にストレスを感じる人 ⇒ B
Aの人は、配信の内容によっては配信を見て、集客や売上につながる可能性があります。
一方、Bの人はどうでしょうか?(笑)
来店の意思が低いので、この人に配信をする必要があるのか再検討する必要があります。
このように、複数人が共通のアカウントを友だちになっているからと言って、全員が同じ目的ではありません。
なので、ユーザーが何を求めているのかをしっかり把握し、全ユーザーへの配信と属性ごとに絞り込んで配信することが重要になってきます。
では、ユーザーの思考をしっかり取得し、顧客のニーズに沿った配信をするにはどうすればよいのかを次章で、ご紹介をしていきます!
2.オーディエンス機能の紹介
前章までで、下記の重要性をご理解いただけたと思います!
- 全員が同じ目的で友だちになっているわけではない
- 絶対に全員に同じ配信をする必要がない
本章では、顧客のニーズに沿った配信をするために、何をすべきかをご紹介します!
オーディエンスの概要
LINE公式アカウントを使った配信では、下記が挙げられます。
- オーディエンスを使った配信
- みなし属性を使った配信
今回は、①のオーディエンスを使った配信をご紹介していきます。
②のみなし属性を使った配信は、今までのブログでご紹介しています!ご興味がある方は下記からご覧ください♪
#73【LINE公式アカウント料金改定対策】はじめてみよう!セグメント配信
では、まずオーディエンスとは何なのか簡単にご紹介します!
オーディエンスとは、「メッセージ配信」や「ステップ配信」の際に、配信対象を詳細に指定できる機能です。
- Aというメッセージをクリックした人だけに配信
- Aというメッセージをまだ見ていない人にだけ配信
- 店内に設置しているQRコード経由で友だち追加した人だけに配信
など、ユーザーのアクションに応じた詳細な指定が配信をすること可能になります。
オーディエンスの種類
現在、LINE公式アカウントのオーディエンスでは、下記9つの種類があります!
名称 |
概要 |
クリックリターゲティング | 過去に配信したメッセージに含まれるリンクをクリックしたユーザーを対象にしたオーディエンス |
インプレッションリターゲティング | 過去に配信したメッセージを開封したユーザーを対象にしたオーディエンス |
リッチメニュークリックリターゲティング | リッチメニューをクリックしたユーザーを対象にしたオーディエンス |
リッチメニューインプレッションリターゲティング | リッチメニューを表示したユーザーを対象にしたオーディエンス |
チャットタグオーディエンス | チャットに付けたタグを対象にしたオーディエンス |
友だち追加経路オーディエンス | 特定の経路で友だち追加したユーザーを対象にしたオーディエンス |
ウィブトラフィックオーディエンス | LINE Tagのトラッキング情報を基にしたオーディエンス |
ユーザーIDアップロード | TXT、CSV形式のファイルでユーザーIDをアップロードして作成するオーディエンス |
予約オーディエンス | 「LINEで予約」経由で予約したユーザーを対象としたオーディエンス |
各オーディエンスには、どのように使われているのかご紹介します!
開封率をアップ・一部のユーザーを除外して配信したい場合
使用するオーディエンス
- クリックリターゲティング
- インプレッションリターゲティング
- チャットタグオーディエンス
活用方法
過去に配信したメッセージを表示した、またはクリックしたユーザー、属性ごとにタグをつけたユーザーのみを対象に指定して配信をできるため開封率の向上に期待できます。
また、同じ訴求を複数回配信したいが、一度見た人には送りたくないという場合、
作成したオーディエンスを除外して配信することもかのうなので、まだ見ていないユーザーだけにメッセージを配信することができます。
リッチメニューに反応しないユーザーに配信したい場合
使用するオーディエンス
- リッチメニュークリックリターゲティング
- リッチメニューインプレッションリターゲティング
活用方法
リッチメニューに自社コンテンツへの導線を設置しており誘導を強化したい場合、
クリックしたことがないユーザーに絞り込んで配信することで興味付けをすることが可能になります。
友だち追加経路別にメッセージを送りたい場合
使用するオーディエンス
- 友だち追加経路オーディエンス
活用方法
1アカウントを、複数店舗で運用している場合、店舗ごとに友だち追加QRコードを作成することで、特定の店舗から追加した友だちだけに配信をすることができます。
店舗毎はもちろん、Webサイト上での友だち追加か、店舗での友だち追加によって配信内容を出し分けるなどの活用も可能になります。
3.すぐにできる!オーディエンスを使ったセグメント例
すぐにできるオーディエンスの例として、今回は、クリックリターゲティング、インプレッションリターゲティングを使った事例をご紹介します!
アカウント業種:レストラン
配信内容:新しいメニューに関する情報
配信結果
- 配信数:1,329人
- 開封数:949人
- クリックユーザー:53人
- 来店者数:4組
翌月に、オーディエンスを活用して3つの再配信を実施
- クリックユーザーに対して先月の新メニューの5%引きクーポンを配信
⇒来店者数が11 / 53 約21%の戻り率 - 開封したユーザーに対して先月の新メニューに類似するメニューと5%引きクーポンを配信
⇒来店者数が22 / 942 約23%の戻り率 - 未開封ユーザーに対して先月の新メニューとクーポンを配信信
⇒来店者数が 7 / 361 約2%の戻り率
このように、セグメントをすることで、お客様の反応を確認することができます。
このレストランでは、この検証以降、❶と❷の方(クリックもしくはメッセージを開封してくれた方)にしかセグメントをしないようになりました。
理由は、③の人の戻り率と、LINEの配信によるコストを比べたときに、配信のコストの方が高いと考えたからです。
もちろんアカウントや、業種、配信頻度にもよって結果は違ってくるので、是非自分のアカウントでも試してみてください!
4.まとめ
今回は、費用面を減らしつつ、今までよりもさらにもっと集客を増やすということを基に話を進めてきました。
前章のように、お客様にとっても必要な情報は何なのかをしっかり把握することで、コストダウンと費用対効果が高い配信を実現させやすくなります。
また、弊社では、もっともっとお客様のニーズを捉える配信をしたいという方に向けて、下記のようなサービスも提供しています!
#26【LINE公式アカウント活用事例】友だち追加経路でセグメント配信が可能に
#77【飲食店事例】LINEの友だち集めとアンケート取得
#49【活用事例】たった3分!Posterを導入したら最初に設定すべき機能5選
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