#38【LINE公式アカウント操作マニュアル05】分析の確認方法
こんにちは!
LINE公式アカウント運用サポートチームの杉山です
みなさんは、メッセージやクーポンなどの効果測定をしていますか?
LINE Official Account Manager(LINE公式アカウントの管理画面)の「分析」のページでは、友だち数や配信の開封率など、アカウントの過去、今の状況を確認することが可能です。
LINE Official Account Managerのログイン方法が不明の方は下記ブログから確認ができます。
分析は、今後のLINE公式アカウントの運用を決める上で非常に重要です。
今回の記事では、LINE公式アカウントの分析の名称や確認方法についてご紹介していきます。
是非アカウントを分析して、今後の広告活動に役立てて下さい!
- 分析の確認方法
①友だち分析
②メッセージ配信分析
③クーポン
分析の確認方法
①友だち分析
LINE Official Account Managerにログインして、図1の分析(メニューバーの左から3番目)をクリックして確認が出来ます。
今回の記事では、分析の中でも特に注目すべき3つの項目に絞ってご紹介していきます。
①友だち分析
分析に入り、図2の友だち(左の列のメニューバーの1番)をクリックして確認していきます。
友だちの分析では、3項目分析できます。
(1)概要
(2)属性
(3)追加経路
まずは、(1)の概要から見ていきます!
概要では、3つの項目を分析できます。
分析項目 | 説明 |
---|---|
a友だち追加 | 友だち追加は、公式アカウントの友だちになったことがある総数を示しています。 総数なのでブロックされていたり、既にユーザーのアカウントが削除されていても数値が減ることはございません。 |
bブロック | ブロックとは、公式アカウントをブロックした数値です。 数値が増える場合は、ユーザーが公式アカウントをブロックしていて、減った場合は、ユーザーがブロックを解除したということが分かります。 |
cターゲットリーチ | ターゲットリーチとは、公式アカウントからの配信可能な友だち数です。 ターゲットリーチは、友だちの総数からブロックユーザーと、LINEを使用していないユーザーを引いた数値になります。LINEを使用していないユーザー定義は、LINEやLINEのその他のサービスの使用状況からLINE社が判断します。 つまり、下記になります。 a(友だち追加)ーb(ブロック)ーLINEを使用していないユーザー=c(ターゲットリーチ) |
30日間の数値の増減は、図3の①上の赤枠に一覧にあるのでご確認可能です。
ただ、30日以前の推移を確認したい場合は、②下の赤枠で検索したい日時の選択が可能です。
日時の選択後に③ダウンロードを押すとCSV形式でデータダウンロードが可能です。
概要のページで、一番注目すべきなのは「ターゲットリーチが増加しているか」です。
なぜなら、友だち数が増えてもその分ブロックが増えると配信可能なユーザー数が増えないからです。
概要のページを見ればターゲットリーチの増減理由も想定できます。
①友だち数が増えているがターゲットリーチが変わらない
・獲得方法が悪いのか?
②友だち数が増えていない
・友だち獲得ができているか?
③ブロックが多い
・クーポン取得後が多いのか?
このページは友だちの分析の中でも一番重要と言っても過言ではありません。
是非、概要ページからターゲットリーチの増減の分析をして下さい!
(2)属性
続いて、(2)の属性です。
図4の属性(概要の隣)をクリックして確認できます。
属性情報とは、友だちのユーザーが保有するスタンプや友だち追加している公式アカウントなどの利用状況から推定されます。
トークや通話内容から属性情報は含まれておりません。
そのため、ユーザーの行動によって変動が起こりうる数値です。
属性では、下記3つの数値を分析できます。
a性別
b年齢・性別
c地域
図5のダウンロードを押すと、CSV形式でデータダウンロードが可能です。
また、属性情報を基にターゲットを絞り込んでメッセージを配信することも可能です。
例えば、
・女性の属性を基にレディースデーメッセージを配信
・年齢の属性を基に50歳以上限定クーポンの配信
など、属性情報を基にすると、精度が高い配信をすることが可能になります。
精度が高い配信をするためにも定期的に属性のページを確認することを推奨しています。
(3)経路分析
最後に(3)追加経路です。
図6の追加経路(属性の隣)をクリックして確認できます。
経路分析では、友だちがどのようにして、公式アカウントと友だちになったのかを分析できます。
左上の図7の①フィルターを追加をタップすると、より詳細に分析が可能になります。
フィルターできるのは、4項目になります。
(a)性別
(b)年齢
(c)エリア
(d)OS
7日間の数値の増減は、右下の赤枠に一覧にあるのでご確認可能です。
ただ、7日以前の推移を確認したい場合は、右上の赤枠で検索したい日時の選択が可能です。
②メッセージ配信分析
メッセージ配信分析では、メッセージ毎に下記の項目を分析をすることができます。
(a)配信 | 配信とは、配信時の配信数(ターゲットリーチ) |
(b)開封 | 開封とは、配信されたメッセージのいずれかの吹き出しが100%表示された時点でカウントされます。 また、トークルームを開かずに既読になった場合は対象外です。 |
(c)クリックユーザー | メッセージ内のリンクをクリックした友だち数 |
(d)再生開始ユーザー | メッセージ内の動画または音声を再生を開始した友だち数 |
(e)再生完了ユーザー | メッセージ内の動画または音声を最後までみた友だちの数 |
(f)開封率 | (b)開封÷(a)配信数 |
(g)クリック率 | (c)クリックユーザー÷(b)開封 |
(h)再生開始率 | (d)再生開始ユーザー÷(b)開封 |
(i)再生完了率 | (e)再生完了ユーザー÷(b)開封 |
(j)コンバージョンユーザー | 配信のリンクのリンク先の成果 |
(k)コンバージョン率 | (j)コンバージョンユーザー÷(c)クリックユーザー |
確認方法をご紹介していきます!
図9の①メッセージ配信(メニューバーのメッセージ配信)をクリックします。その後、②の表示項目設定をクリックします。
②の表示項目設定をクリックした後は、確認したい項目を選択して、図10の「選択した項目を反映」をクリックしてください。
反映されるとメッセージ毎に選択した項目が反映されます。
メッセージ配信分析では、11個の項目が分析できるので色々な角度からメッセージの分析をしてみて下さい!
③クーポン
クーポンでは、クーポン毎に分析をすることができます。
分析できる項目は下記になります。
(a)経路 | クーポンが開かれた経路 |
(b)開封ユーザー | クーポンを表示したユーザー数 |
(c)ページビュー | クーポンが表示された回数 |
(d)獲得ユーザー | クーポンを「get」したユーザー数 |
(e)使用ユーザー | クーポンを使用済みにしたユーザー数 |
図11の①クーポン(メニューバーの一番下)をクリックします。
②のクーポンの一覧の中から分析したいクーポンをクリックします。
クリックすると項目が出てきます。ダウンロードを押すと、CSV形式でデータダウンロードが可能です。
今回の分析の確認方法をご紹介してきましたがいかがでしたか?
是非、アカウントを分析して今後の運用に役立てて下さい!
本記事以外にも設定マニュアルがございますのでぜひこちらも参考にしてください♪