LINE公式アカウントを活用している企業から、こんなお声をよくいただきます。1
- セグメント配信を頑張っているのに成果が伸びない
- 友だち数は増えているのに売上が増えない
- メッセージはしっかり作っているのに反応が安定しない
実はLINE運用の成果を大きく左右するのは配信の内容そのものより「導線設計」ではないでしょうか。
もちろん、セグメント配信はとても大切な施策です。
ただし、それが「導線の中に組み込まれているかどうか」で成果が全く変わります。
この記事では、成果が出ているLINE公式アカウントが共通して持っている導線設計の型と、誰でも実践できる段階的な改善ステップをご紹介します。
セグメント配信は「誰に届けるか」の精度を高める技術
LINE公式アカウントの運用では「セグメント配信」がよく話題になります。
もちろん当社のブログでもたくさんの記事を書いてきました!
セグメント配信について紹介してるブログ👇
【ブロック率対策】LINE配信の効果を左右する”セグメント設計”の基本とは?
【LINEセグメント】”メッセージだけ”はもう古い?LINEを進化させる「セグメント」の力
年代・性別・お住まいのエリア・興味カテゴリなどで配信対象を絞り込み、より刺さりやすい人にだけメッセージを届けるための技術です。
多くの運用担当者様が悩むポイントは
セグメントはしているに成果が上がらない
なぜなのか?理由はシンプルです。
セグメントは”誰に届けるか”を整える施策であって、”届けた後に何をしてほしいか”まで決めてくれる施策ではないからです。
例えるならば、
セグメント配信=案内状をピッタリな人に送る
導線設計=その人が迷わずイベント会場までたどり着けるよう順路をつくる
案内状(配信内容)を届けるだけではなく、イベント会場(来店・購入・予約など)までの道筋が必要です。
ここに「導線設計」が登場します。
成果が出るアカウントに共通する「導線設計の型」
下記の5つが整っているアカウントは、ほぼ例外なく反応が良くなり続けています。
① 最初の7日間の“関係構築”をしっかり設計
友だち追加直後は、もっとも期待値が高い時期。
ここで一気に好印象を届けます。
- 自己紹介
- 利用メリットの提示
- 人気商品・人気メニューの案内
- 初回特典
段階的に送ることで「このアカウントは役に立つ」と認識されます。
② 行動に応じて「次の一歩」を自動で提示できる導線
成功しているアカウントは、
- クーポン開封 → メニュー紹介へ
- 来店 → 次の特典へ
- クリックした商品カテゴリ → そのジャンルの案内へ
と、行動データを起点に進行します。
ユーザーは迷いません。
③ 導線を整える(来店=クーポン利用で計測するとラクになる)
導線づくりでつまずきやすいのが、「来店をどう判定すればいいのか?」というポイント。
理想はPOS・予約システムと連携して測定することですが、実際の店舗運用では もっとシンプルでOK です。
来店(初回利用)=初回特典クーポンを使った人
と定義すると、一気に計測がラクになります。
- クーポン開封 → 興味あり
- クーポン利用 → 来店
- 来店後に違うメニューをクリック → 再来可能性が高い
この考え方を前提に、
友だち追加 → 初回特典 → 来店 → 次回特典 → 回遊導線案内
という導線を整えると、売上への連動が目に見えて変わっていきます。
④ リッチメニューは“固定”ではなく“成長する”
全ユーザーに同じリッチメニューはもったいない。
- 自己紹介
- 利用メリットの提示
- 人気商品・人気メニューの案内
- 初回特典
- 初回利用者
- リピートユーザー
- VIP/ロイヤルユーザー
など、フェーズで切り替えると回遊率と次行動の発生率が増えます。
⑤ 指標を見て改善する仕組みがある
成功しているアカウントは「運用」だけでは終わりません。
- 配信の反応
- 回遊率
- クーポンの利用率
- リッチメニューのクリック履歴
- 行動データの蓄積数(プロフィール回答・クリック履歴 など)
を元に、月1回改善しています。
実践ステップ:今日から「導線設計型」に変える方法
「全部一気に」ではなく、成果が出る企業ほど段階的に進めています。
🚶STEP1:まずは反応率が見える状態に
- 既読率
- リッチメニューのクリック率
- クーポン開封・利用率
👉「反応されやすい内容」が見えてくる
🏃STEP2:行動データを溜める仕組みづくり
- プロフィール回答(興味分類)
- クリックによる興味タグ付与
- クーポン利用=来店の計測
👉「誰に何を送るべきか」が明確になる
🚀STEP3:導線を整える
- 初回 → 来店までの道をつくる(クーポン利用判定)
- 来店 → 再来への案内を用意する
👉売上に直結し始める
🌟STEP4:リッチメニューをフェーズ別に進化
- 初回向け
- 常連向け
- 休眠向け
👉クリック率が跳ねる(=行動が増える)
📈STEP5:改善サイクルで積み上げる
測定→改善を回せるようになると、売上が右肩上がりになっていきます。
セグメント配信は「導線が整った後に」真価を発揮する
最後に大切なポイントを一つ。
セグメント配信は、「導線が整った状態」になると爆発力がでる!
迷わず行動できる導線があり、その上で「最適な相手に配信する」からこそ成果が最大化するのです。
まとめ-LINEは施策より”設計”で決まる
✔ セグメント+導線設計の両輪
✔ 行動データの蓄積が成功の鍵
✔ 改善は段階的でOK
LINEは「配信メディア」ではなく行動を生むための体験導線です。
そこに成功の秘密があります。
【初回無料】ミーティング相談のご案内
- 導線設計を一緒に考えてほしい
- どこから改善するか整理してほしい
- 売上につながる LINE運用の仕組みを構築したい
という方は、お気軽にご相談ください。
現状のアカウントを拝見し、改善ポイントを診断+提案いたします。








