2025年3月にリリースされるLINE公式アカウントの「チャットProオプション」。
この新サービスの登場により、従来無料で利用できていたチャットタグは1人につき1個までの制限が設けられ、チャット履歴の保存期間も6ヶ月までに短縮されるなど、無料版の仕様に大幅な変更が加わります。
これらの変更に伴い、今後の運用方法を見直す必要が出てくるケースも考えられるでしょう。
この記事では、チャットProオプションのサービス概要や無料範囲の変更点・最適な対応策について解説します。
チャットProオプションとは？
2025年3月にリリースされるLINE公式アカウントの「チャットProオプション」は、月額3,000円（税別）で利用可能な有料サービスです。
チャットProオプションリリースにより、今まで無料で使えてた機能が制限がかかるので注意が必要です。
チャットProオプションで何が変わる？
基本的なチャット機能（LINEコール、定型文、連絡先など）は無料で継続利用可能ですが、無料版で利用できる範囲が以下のように変更されます
チャットタグ作成数
チャットバックアップ
ノート作成数
- チャット履歴の保存期間
- チャット履歴のバックアップ
- チャットタグの作成数および付与数
- ノートの作成数
具体的には以下の表にまとめました。
チャットProリリース後の選択肢はこの3つ！
無料版を使う
以下のようなケースでは、無料版のままでも十分に利用できます：
- 主に顧客との簡単なやりとりに利用している
- チャット履歴やタグ、ノートを特に活用していない
このような場合、今回の仕様変更による影響はほとんどありません。無料版の範囲で運用を続け、必要性が出てきたタイミングで「チャットProオプション」の利用を検討すれば十分でしょう。
チャットProオプションを選ぶべき場合
次のような場合、「チャットProオプション」の利用を検討してみてください
- 顧客管理にタグやノートを活用している
- チャット履歴を半年以上保存・管理したい
- セグメント配信を頻繁に利用する
つまり、すでにたくさんのタグを作成して顧客を細かく管理している場合や、過去のチャット履歴を長期間保存してる場合は、このオプションに加入した方がいいでしょう。
ただし、月額3,000円の「チャットProオプション」を検討している方には、次に紹介するLINE補助ツールもおすすめです。
LINE補助ツールを使う
LINE補助ツールを活用する方法もあります。このツールでは、「タグ」「ノート」機能が無制限で利用可能で、チャット履歴も無期限で保存できるため、より柔軟な顧客管理が可能です。 つまりLINE補助ツールを使うと以下のようなことが実現可能です。
- タグやノートの作成制限なし
- チャット履歴の保存期間無期限
- タグを使ってセグメント配信可能
さらに、LINE補助ツールを利用すれば、チャット機能に加えて、以下の機能もセットでお使いいただけます。
- メッセージテンプレートの管理
- ポイント機能の導入
- タグを活用したセグメント配信
- タブ切り替えリッチメニュー
このように顧客管理だけでなく、マーケティングに特化した機能も充実しているため、LINEを活用した集客に興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
オプションリリース時の移行仕様に関して
タグ
作成数が5個を超えている場合
- 新規のタグ作成はできない
- 作成済みのタグは削除されない
- オプションリリース前に作成された上限数以上のタグも引き続き利用できる
ノート
作成数が各チャットルーム1件を超えている場合
- 新規のノート作成はできない
- 作成済みのノートは削除されない
- 作成済みノートの編集は可能
保存期間
6ヶ月以上チャットのログが残っている場合
- 6ヶ月より前のログは見ることができない
- ログのダウンロードはできない
オプションに加入すると
- 加入していなかった期間も含めて過去5年間のログが確認可能
※2024年1月1日（予定）以前のログは確認・DLが出来ません - ダウンロード可能
※ダウンロードの仕様は現行から変更なし
まとめ
2025年3月に「チャットProオプション」が提供開始されるので、現在の利用状況を確認し、次のポイントをチェックしましょう
- チャットタグの作成数が5個以上に達しているか
- ノートの作成が1人につき1つ以上必要か
- チャットタグを友だち1人につき複数付与しているか
- チャット履歴を6ヶ月以上保存する必要があるか
- チャット履歴のバックアップが必要か
- タグを使ったセグメント配信を実施しているか
これらに該当する場合は、チャットProオプションまたはLINE補助ツールの導入を検討する必要があります。
仕様変更が適用される前に、必要な準備を整え、運用のスムーズな移行を目指しましょう。
